二輪車用電子制御式減衰力可変ダンパー（リヤクッション）
第
109
期
業績のご報告
株 主 通 信
株主の皆さまには、平素は格別のご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
第109期（2016年4月1日から2017年3月31日まで）の業績をとりまとめました ので、ご報告申し上げます。
当期に お ける売上収益は、為替換算の 影響による減少は あった も の の、主に ス テ アリン グ 製品の 販売増加に より、前期に 比べ 増収と な りまし た。利益に つきましては、当社グループにおいて生産したガススプリング製品の一部における 不具合に伴う製品保証引当金繰入額を計上したこと等により、営業利益、税引前利益 及び親会社の所有者に帰属する当期利益は前期に比べ減益となりました。
前述の と お り 利益が 前期を 大き く 下回る 結果と な り、当期の期末配当金に つきましては、現在の事業環境と業績などを総合的に勘案の上、慎重に検討いたし ました結果、見送らせていただくことにいたしました。
なお、次期（2017年4月1日から2018年3月31日まで）の配当予想につきましては、 次期の事業展開と連結業績の予想等を総合的に勘案し、1株につき中間、期末ともに 10円とし、年間配当金は20円とさせていただく予定です。
株主の皆さまにおかれましては、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう、 よろしくお願い申し上げます。
2017年6月
取締役社長
株主の皆さまへ
連結業績の概況
二輪車用製品の 販売は 主に 南米に お い て 減少し、 四輪車用製品の販売は主に北米において減少しましたが、 ス テ ア リ ン グ 製品の 販売は 主に 北米及び 中国に おいて増加しました。この結果、為替換算の影響による 減少はあったものの、主にステアリング製品の販売が 増加し、売上収益は前期に比べて増収となりました。利益に つきましては、製品保証引当金繰入額を計上したこと 等により、営業利益、税引前利益及び親会社の所有者に 帰属する当期利益ともに前期に比べ減益となりました。
次期の 見通しとしまして は、景気は 世界全体で は 緩やかに回復していくことが期待され、自動車市場に ついても世界全体の需要は前年を上回る見通しです。
売上収益につきましては、主にステアリング製品の 売上の増加が見込まれるものの、為替換算の影響による 減少により、減収となる見通しです。営業利益については、 製品保証引当金繰入額の減少により増益となる見通し です。
な お、為替レートは 通期平均で、1米ドル＝105円、 1人民元＝15.2円を前提としています。
売上収益
2,594億9千5百万円
（前期比 0.5%増）
営業利益
△32億6千3百万円
（前期比 － ）
税引前利益
△24億7百万円
（前期比 － ）
親会社の所有者に
帰属する当期利益
△114億4千4百万円
（前期比 － ）売上収益
2,570億円
（前期比 1.0%減）
営業利益
190億円
（前期比 － ）
税引前利益
188億円
（前期比 － ）
親会社の所有者に
帰属する当期利益 （前期比 － ）
101億円
当期の状況
連結業績
次期連結業績予想
次期の見通し
連結業績の概況
9,000 6,000 3,000 -12,000 -3,000 150 120 90 60 30 -150 -30■通期 ■通期 ■通期
■通期 ■中間期 ■通期 ■中間期 ■通期
（単位：円） （単位：百万円） （単位：百万円）
基本的1株当たり当期利益 資産合計［総資産］ 資本合計［純資産］ 売上収益［売上高］
（単位：百万円） （単位：百万円） （単位：百万円）
親会社の所有者に帰属する当期利益［純利益］ 営業利益
0 50,000 100,000 150,000 200,000 300,000 250,000 0 5,000 -5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 0 12,000 0 180 0 90,000 150,000 180,000 120,000 60,000 30,000 210,000 0 40,000 20,000 80,000 60,000 120,000 100,000 140,000
第106期
（日本基準）（IFRS）第107期 （日本基準）第106期 （IFRS）第107期 （日本基準）第106期 （IFRS）第107期
第106期
（日本基準）（IFRS）第107期 （日本基準）第106期 （IFRS）第107期 （IFRS）第108期 （IFRS）第109期 （日本基準）第106期 （IFRS）第107期 第108期
（IFRS） （IFRS）第109期 （IFRS）第108期 （IFRS）第109期
第108期
（IFRS） （IFRS）第109期 第108期
（IFRS） （IFRS）第109期
第108期
（IFRS） （IFRS）第109期
90.32 6,860 272,794 20,207 179,417 103,006 152.32 119,748 198,137 266,407 11,570 15,978 258,246 259,495 7,568 △3,263
△2,348 △11,444
△30.92 △150.65
186,793 205,885
第108期 第109期 第109期
14,737
第108期 13,895
△25,134 △8,458
セグメント別業績
二輪・汎用事業
28.5
%
売上収益 845億6千3百万円
営業利益 48億 1百万円
売上収益 147億3千7百万円
営業利益 △251億3千4百万円
(前期比 10.2%減) (前期比 15.3%増)
(前期比 2.5%増） (前期は営業利益
9千4百万円)
ステアリング事業
33.2
%
四輪事業
32.6
%
ガススプリング事業・その他
5.7
%
(前期比 6.1%増) ( 前期は営業損失 84億5千8百万円）
セグメント別売上収益
合 計2,594
億9
千5
百万円75,409
5,757
第108期 第109期 第108期 第109期 73,988
9,333
売上収益 営業利益
94,203
4,683
第109期 第109期 第108期 第108期
84,563
4,801
売上収益 営業利益
74,738
94
第108期 第109期 第108期 第109期 86,205
7,820
売上収益 営業利益 売上収益 営業利益
（グラフの数値単位：百万円）
(前期比 62.1%増) (前期比 1.9%減)
売上収益 739億8千8百万円
営業利益 93億3千3百万円
売上収益 862億 5百万円
営業利益 78億 2千万円
流動資産
主に営業債権及び そ の 他の 債権、また現金及び 現金 同等物の増加により、前期末に比べ164億4千万円増加 しました。
非流動資産
主にその他の非流動資産の増加により、前期末に比べ 26億5千1百万円増加しました。
流動負債
主に引当金、短期有利子負債、また営業債務の増加により、 前期末に比べ198億5千1百万円増加しました。
資本
主に利益剰余金の減少により、前期末に比べ82億9千 6百万円減少しました。
資産、負債及び資本の状況
当期末の 総資産は、2,058億8千5百万円となり、190億 9千1百万円増加しました。
連結財政状態計算書（要旨）
期別
科目 （2016年3月31日）第108期 （2017年3月31日）第109期
資産
流動資産 99,207 115,647 非流動資産 87,586 90,238 資産合計 186,793 205,885
負債
流動負債 65,843 85,695 非流動負債 15,312 22,849 負債合計 81,156 108,544
資本
資本金 12,698 12,698
資本剰余金 13,417 13,417
利益剰余金 62,132 53,186
自己株式 △54 △54
その他の資本の構成要素 5,064 4,904
親会社の所有者に帰属する持分 93,258 84,152 非支配持分 12,378 13,188 資本合計 105,637 97,340 負債及び資本合計 186,793 205,885
単位：百万円／未満切捨
連結財務諸表
非流動負債
連結損益計算書（要旨）
連結キャッシュ・フロー計算書（要旨）
期別 科目
第108期
自 2015年4月 1 日 至 2016年3月31日
第109期
自 2016年4月 1 日 至 2017年3月31日
売上収益 258,246 259,495 売上原価 △210,714 △204,701 売上総利益 47,532 54,794
販売費及び一般管理費 △43,677 △56,230 その他の収益 7,467 471 その他の費用 △3,754 △2,298
営業利益（△は損失） 7,568 △3,263
金融収益 620 748 金融費用 △1,424 △198 持分法による投資損益 689 306
税引前利益（△は損失） 7,454 △2,407 法人所得税 △7,323 △5,932 当期利益（△は損失） 130 △8,340 当期利益（△は損失）の帰属
親会社の所有者 △2,348 △11,444 非支配持分 2,479 3,103
期別
科目 自 2015年4月 1 日第108期 至 2016年3月31日
第109期
自 2016年4月 1 日 至 2017年3月31日
営業活動によるキャッシュ・フロー 18,249 7,144 投資活動によるキャッシュ・フロー △7,280 △11,048 財務活動によるキャッシュ・フロー △9,544 7,420 現金及び現金同等物に係る為替変動の影響額 △1,677 △440 現金及び現金同等物の増減額（△は減少） △252 3,076 現金及び現金同等物の期首残高 27,194 27,139 新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加 197 — 現金及び現金同等物の期末残高 27,139 30,215
単位：百万円／未満切捨
単位：百万円／未満切捨
（
）
（
）
（
）
（
）
営業利益
営業利益につきましては、当社グループにおいて生産した ガススプリング製品の一部における不具合に伴う製品保証 引当金繰入額を計上したこと等により、32億6千3百万円の 損失（前期は営業利益75億6千8百万円）となりました。
営業活動によるキャッシュ・フロー
主な増加は、減価償却費及び償却費94億5千5百万円、製品 保証引当金の 増減額88億5千万円、営業債務の 増減額 48億1千1百万円であり、主な減少は、営業債権及びその他の 債権の増減額77億2千5百万円、法人所得税の支払額65億 6千7百万円です。
投資活動によるキャッシュ・フロー
主な減少は、有形固定資産の取得による支出108億5千8百 万円です。
財務活動によるキャッシュ・フロー
主な増加は、長期有利子負債の借入れによる収入65億3千 9百万円と短期有利子負債の純増減額41億3千7百万円で あり、主な 減少は、非支配持分株主へ の 配当金の 支払額 21億1千2百万円です。
キャッシュ・フローの状況
当期末における現金及び現金同等物（以下 資金）の残高は、 302億1千5百万円となり、前期末に比べ30億7千6百万円 増加しました。
四輪車用ショックアブソーバの「S-SEESⅡ（Showa Super Empowering Efficient Suspension）」が本田技研工業 株式会社（以下 ホンダ）の新型「CR-V（北米向け）」や株式会社SUBARUの新型「インプレッサ」などに採用されました。また、 電動パワーステアリング「DPA-EPS」がホンダの新型「CR-V」に採用されました。ホンダの「シビック」シリーズ、マツダ株式 会社の「ロードスター」などに続く採用となり、今後も適用車種拡大を図ってまいります。
トピックス
二輪車用電子制御式減衰力可変ダンパーの開発完了
四輪車用ショックアブソーバ「S-SEESⅡ」、電動パワーステアリング「DPA-EPS」の適用車種拡大
従来は四輪車用からの転用が多かった電子制御式油圧バルブを二輪車用 ダンパ ー 向けに独自に開発し、二輪車用に最適化した 特性とすることで 優れた操縦性と乗り心地を実現しました。
さらに電子制御に必要なストロークセンサーをダンパーに内蔵して小型化、 低コスト化も達成しました。今後、二輪車用電子制御技術を新たなラインナップの 一つとして商品展開し、二輪車の知能化、高性能化を促進します。
2017年5月24〜26日にパシフィコ横浜で開催されました「人とくるまのテクノロジー展2017横浜」に出展しました。 「究極の気持ちよさと楽しさをすべてのユーザーへ〜Performance. Pleasure. Progress. 〜」を出展テーマとし、二輪車用 サスペンション電子制御技術と四輪車用ステアリング・サスペンション協調制御を中心とした製品と技術展示、将来技術への 取り組みを紹介しました。
2017年2月24日に個人株主様工場見学会（於 埼玉事業所）、2017年3月30日に機関投資家・アナリスト向けテスト コース見学会（於 塩谷プルービンググラウンド）を開催しました。ご参加頂いた皆さまからは好評を頂くことができ、 今後もこのようなイベントを通じて、株主様・機関投資家・アナリストなどステークホルダーの皆さまとの相互理解を深め、 コミュニケーションの充実を図ってまいります。
人とくるまのテクノロジー展2017横浜に出展
個人株主様工場見学会、 機関投資家・アナリスト向けテストコース見学会を開催
―個人株主様工場見学会― ―機関投資家・アナリスト向けテストコース見学会―
四輪車用部品
ボート用部品 二輪車用部品 ショックアブソーバ
パワーステアリング・CVTポンプ
デファレンシャルギヤ ガス
スプリング
プロペラシャフト
パワーチルトトリム
駆動系部品
リヤクッション フロントフォーク
区 分 主要製品
二輪・汎用事業 トリム、トリムシリンダ二輪車用ショックアブソーバ、船外機用パワーチルト
四輪事業 四輪車用ショックアブソー バ、プロペラシャフト、オートマチックトランスミッション部品、デファレン シャルギヤ、その他駆動系部品
ステアリング事業 電動パワーステアリング、油圧パワーステアリング、CVTポンプ
ガススプリング事業・
その他 ガススプリング、自動車販売等
当社の概況
（2017年3月31日現在）会社概要 主な事業内容
役員
社 名 株式会社ショーワ
（英文表示：SHOWACORPORATION）
設 立 1938年10月28日
主要事業 輸送用精密機能部品の製造、販売
資本金 126億9千8百万円
従業員数 2,757名
代表取締役 取締役社長 杉山 伸幸
代表取締役 副社長執行役員 門屋 彰 代表取締役 専務執行役員 平田 肇 取締役 常務執行役員 長尾 岳
常務執行役員 市村 博 取締役 執行役員 脇山 成俊
執行役員 河原 修一
執行役員 小谷野 英彦
取締役 執行役員 松村 哲也
執行役員 西岡 一広
執行役員 宮島 愼一
取締役 執行役員 熊谷 裕二
取締役 執行役員 川上 義明
執行役員 古橋 孝裕
リヤクッション
金融機関 18.95%
（43名、14,398,595株）
金融商品取引業者 0.89%
（34名、673,870株）
その他の法人 36.22%
（97名、27,530,957株）
外国法人等 33.00%
（170名、25,086,736株）
個人・その他、自己名義株式 10.94%
（6,220名、8,329,861株）
発行可能株式総数 180,000,000株 発行済株式の総数 76,020,019株
株 主 数 6,564名
株 主 名 持 株 数（株） 出資比率（％）
本田技研工業株式会社 25,447,856 33.48
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社（信託口） 3,787,300 4.98
CBLDNREFUND116-CLIENTAC 2,824,300 3.72
ショーワ持株会 1,687,260 2.22
NORTHERNTRUSTCO.(AVFC)REIEDUUCITS
CLIENTSNONLENDING15PCTTREATYACCOUNT 1,678,300 2.21 MORGANSTANLEY＆CO.LLC 1,612,803 2.12
日本マスタートラスト信託銀行株式会社（信託口） 1,576,700 2.07
STATESTREETBANKANDTRUSTCOMPANY 1,356,905 1.78
株式会社三菱東京UFJ銀行 1,291,480 1.70
CBNYDFAINTLSMALLCAPVALUEPORTFOLIO 1,096,700 1.44
主要な事業拠点
株式の状況 所有者別株式分布
大株主の状況
国内拠点
連結子会社
持分法適用関連会社 本社研究・開発部門工場 連結子会社
連結子会社
持分法適用関連会社 本社研究・開発部門工場 連結子会社
●本社
●埼玉工場
●秦野工場
●御殿場工場（第一・第二）
●浅羽工場
●栃木開発センター
●４輪開発（埼玉）
●２輪開発（浅羽）
●株式会社九州ショーワ
●株式会社ショーワ精工
●株式会社ホンダカーズ埼玉北
海外拠点
南米
●ショーワ・ド・ブラジル・リミターダ アジア
●ピー・ティー・ショーワ・インドネシア・ マニファクチャリング
●ピー・ティー・ショーワ・オートパーツ・ インドネシア
●ショーワ・インディア・プライベート・リミテッド
●サミット・ショーワ・マニファクチャリング・ カンパニー・リミテッド
●ショーワ・オートパーツ（タイランド）・ カンパニー・リミテッド
●ショーワ・リージョナル・センター （タイランド）・カンパニー・リミテッド
●ショーワ・オートパーツ・ベトナム・ カンパニー・リミテッド
北米
●アメリカン・ショーワ・インコーポ レイテッド
●ショーワ・カナダ・インコーポ レイテッド
●ショーワ・オートパーツ・メキシコ・ エス・エー・デ・シー・ブイ 欧州
●ショーワ・ユー・ケー・ リミテッド
中国
●広州昭和汽車零部件有限公司
●上海昭和汽車配件有限公司
●成都寧江昭和汽車零部件有限公司
●武漢昭和汽車零部件制造有限公司
〒361-8506 埼玉県行田市藤原町1-14-1 TEL.048（554）1151（代）
この小冊子は、「植物性インキ」を使用し、有機溶剤等を
事業年度 毎年4月1日から翌年3月31日まで
定時株主総会 6月
期末配当金
受領株主確定日 3月31日 中間配当金
受領株主確定日 9月30日
基準日 定時株主総会については3月31日。 その他必要があるときは、あらかじめ 公告いたします。
公告方法 電子公告により行います。ただし、事故 その他やむを得ない事由によって電子 公告による公告をすることができない 場合は、東京都において発行する日本 経済新聞に掲載して行います。 公告掲載URL
（http://www.showa1.com）
株主名簿管理人
特別口座 口座管理機関 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号三菱UFJ信託銀行株式会社
同事務取扱所
（お問合せ先） 〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 フリーダイヤル 0120-232-711
単元株式数 100株
証券コード 7274
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